東京の島・三宅島でロングビーチと言えば、伊豆地区にある「大久保浜」ですが、環境省の調査で「水質が特に良好な水浴場(開設前)」に選定されていることはご存じですか?その大久保浜で、今年も9月18日(月・祝)にビーチクリーンが開催されます!
環境省が2023年6月30日に発表した「令和5年度水浴場(開設前)の水質調査結果」において、三宅島の大久保浜は「水質が特に良好な水浴場」に選定されました!
この調査は、2023年4月上旬~6月上旬にかけて、地方公共団体が、全国の海水浴場や湖沼、河川の水浴場の水質調査を行ったものです。ふん便性大腸菌群数の有無や、油膜の有無、化学的酸素要求量(COD)や透明度といった指標から水質ランクが決定します。
大久保浜の海水は「水質AA」と最上位の格付けでしたが、そのうちCOD平均値が0.5mg/L以下の水質を保つ水浴場は、この調査によると、なんと全国で10カ所のみで、大久保浜は「特に良好な水浴場」として、前回と同じく認定されたそうです!
環境省の発表資料はこちらをご覧ください!
また、環境省による調査発表をもとに、雑誌「ダイヤモンド」編集部が毎年独自に水質の格付けを行い「水がきれいな海水浴場ランキング2023」を発表しますが、2023年のランキングが7月31日に発表され、三宅島の大久保浜は、全国で6位となりました。(今回は1位が5カ所あるので、通常の「6位」とは少し違うかもしれません。)
伊豆諸島の中では、1位に神津島の前浜、八丈島の底土、式根島の泊浜がランクインしています。
大久保浜では、夏は海水浴を楽しむ人々でにぎやかになり、オープンウォータースイミング(OWS)大会の会場にもなります。スイマーの皆さんからも、水がきれいで泳いでいて気持ちがよいと大好評だそうです!
またダイビングのスポットとしても有名で、ダイバーの皆さんをよく見かけます。また目の前に大久保浜キャンプ場があり、キャンプを楽しむ観光客も多くいらっしゃいます。
そんな美しい海が広がる大久保浜で、2023年9月18日(月・祝)に「三宅島SDGs ビーチクリーン」が開催されます!2022年に続き、3回目の開催となり、島内在住の方はもちろん、観光で三宅島を訪れている方々も自由に参加できます。
大久保浜は、島内随一のロングビーチで、黒い砂浜と青い海のコントラストが美しい場所。ビーチクリーン活動では、お友だちと一緒に参加したり、出会った方々とお話しながらゴミ拾いすることで、気持ちよく運動もできて一石二鳥!ですね。
当日は、ご参加いただいた方、先着100名様に、日本野鳥の会オリジナルデザインの「アウトドアグローブ」のプレゼントがあるそうです!このグローブは、丈夫で手にフィットして使いやすいのでおすすめです。
「SDGs」(持続可能な開発目標:Sustainable Development Goals)とは、2015年に国連で採択された「2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標」のこと。この目標の中には、14番目に「海の豊かさを守ろう」というものがあり、まさに今回のビーチクリーン活動は、この目標にあてはまります。2030年まではあと7年。海に漂うペットボトルやゴミが、三宅島の浜辺にもたくさん漂着しているのを見ると悲しくなります。
まずは目の前のできることから。
美しい海を守るため、ぜひ一度、ビーチクリーンに参加してみませんか?
■イベント情報 三宅島SDGs ビーチクリーン 主催:三宅島観光協会/三宅村商工会/七島信用組合 後援:三宅村/東京都三宅支庁 日時:2023年9月18日(月・祝)14:00-16:00 (現地集合) 場所:大久保浜(伊豆地区) 費用:無料 ご注意: ・雨天荒天時は中止となります。 ・海水浴場の駐車場が満車の際は、東京電力パワーグリッド様の「三宅島内燃力発電所」の駐車場をご利用ください。もしくはお乗り合わせでのご来場をお願いいたします。 ・ゴミ拾い用のビニール袋は、開催事務局から支給されます。 ・動きやすい服装・運動靴がおすすめです。 ・暑さ対策の飲み物もご用意ください。 |
●内容は執筆時点に基づきます。
●監修、写真提供:三宅島観光協会