東京の島・三宅島でロングビーチと言えば、伊豆地区にある「大久保浜」ですが、環境省の調査で「水質が特に良好な水浴場」に選定されていることはご存じですか?その大久保浜で、2022年9月18日(日)にビーチクリーンが開催されます!
環境省が2022年7月4日に発表した「令和4年度水浴場(開設前)の水質調査結果」において、三宅島の大久保浜は「水質が特に良好な水浴場」に選定されました!
この調査は、2022年4月上旬~6月中旬にかけて、地方公共団体が、全国の海水浴場や湖沼、河川の水浴場の水質調査を行ったものです。ふん便性大腸菌群数の有無や、油膜の有無、化学的酸素要求量(COD)や透明度といった指標から水質ランクが決定します。
大久保浜の海水は「水質AA」と最上位の格付けでしたが、そのうちCOD平均値が0.5mg/L以下の水質を保つ水浴場は、この調査によると、なんと全国で10カ所のみで、大久保浜は「特に良好な水浴場」として今回認定されたそうです!
環境省の発表資料はこちらをご覧ください!
また、環境省による調査発表をもとに、雑誌「ダイヤモンド」編集部が、毎年独自に水質の格付けを行い「水がきれいな海水浴場ランキング2022」を発表しますが、2022年のランキングが7月に発表され、三宅島の大久保浜は、なんと全国で4位にランクインしました!
伊豆諸島の中では、同じく4位に、弘法浜(大島)と本村前浜(新島)がランクインしています。
大久保浜では、夏には海水浴を楽しむ人々でにぎやかになり、またオープンウォータースイミング大会の会場にもなります。スイマーの皆さんからも、水がきれいで泳いでいて気持ちがよいと大好評だそうです!
またダイビングのスポットとしても有名で、ダイバーの皆さんをよく見かけます。ほかには、目の前に大久保浜キャンプ場があり、キャンプを楽しむ観光客も多くいらっしゃいます。
そんな美しい海が広がる大久保浜で、2022年9月18日(日)に「三宅島SDGs ビーチクリーン」(主催:三宅島観光協会/三宅村商工会)が開催されます!これは、昨年11月に続き、第2回目の開催となり、島内在住の方はもちろん、今回は観光で訪れている方々も自由に参加いただけます。
大久保浜は、島内随一のロングビーチとあって、ゴミを拾いながら歩いていくと、なかなかの距離になります!でも、お友だちと一緒に参加したり、近くで一緒に拾っている方とお話しながらゴミ拾いすることで、気持ちよく運動もできて一石二鳥!ですね。
また当日は、ご参加いただいた方、先着100名様に、日本野鳥の会オリジナルデザインの「アウトドアグローブ」のプレゼントがもらえるそうです!
最近よく耳にする「SDGs」(持続可能な開発目標:Sustainable Development Goals)ですが、これは、2015年に国連で採択された「2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標」のことです。なんだか遠いことのように思えますが、この目標の中には、14番目に「海の豊かさを守ろう」というものがあり、まさに今回のビーチクリーン活動は、この目標にあてはまります!
普段はなかなか気づかない、または気づいてもつい通り過ぎてしまう、海のゴミ。美しい海を守るため、ぜひ一度、ビーチクリーンに参加してみませんか?
■イベント情報 三宅島SDGs ビーチクリーン 日時:2022年9月18日(日)14:00-16:00 (現地集合) 場所:大久保浜(伊豆地区) 費用:無料 ご注意: ・雨天荒天時は中止となります。(当日、島内放送が流れます。) ・海水浴場の駐車場が満車の際は、東京電力パワーグリッド様の「三宅島内燃力発電所」の駐車場を ご利用ください。もしくはお乗り合わせでのご来場をお願いいたします。 ・ゴミ拾い用のビニール袋は、開催事務局から支給されます。 ・動きやすい服装・運動靴がおすすめです。 ・暑さ対策の飲み物もご用意ください。 |
●内容は執筆時点に基づきます。