三宅島で初開催「知る!観る!ザトウクジラ・フォーラム in 三宅島」に行こう!

近年、10月末から4月中旬くらいまで、三宅島周辺の海でザトウクジラの姿が多く観察されています。ザトウクジラってどんないきもの?なぜザトウクジラが三宅島の周りで観察されるようになったの?専門家をお招きして、2月24日(土)にフォーラムが三宅島で初開催されます!

皆さんは、三宅島周辺の海で近年、10月末から4月中旬くらいまで、ザトウクジラが多く観察されていることはご存じですか?

島で暮らす方はもちろんのこと、観光で島を訪れた方も、陸から眺めていると、あちこちでザトウクジラのブロー(潮吹き)が見えてSNSへの投稿も増えているようです。

「ザトウクジラ」とは、ナガスクジラ科のヒゲクジラで、国立科学博物館のサイトによると、生まれた時の大きさは4.1~4.5m、オトナになると13~15mにもなり、体重も30~40トンになるとか!30トンというと、体重50kgの人の600人分の重さになりますが、そんな巨大ないきものが海の中で暮らしているとは驚きますよね。しかも三宅島からその姿が観察できるとは!

そこで、三宅島で初めてザトウクジラに関するフォーラム「知る!観る!ザトウクジラ・フォーラム in 三宅島」が、2月24日(土)に開催されることになりました。

第1部のパネルディスカッションは、三宅島のほかに、ザトウクジラの観察や研究を行っている八丈島、小笠原、奄美大島からパネリストが参加するとともに、日本鯨類研究所から専門家をお招きして、各地のザトウクジラの状況について最新のお話を聞きます。

ザトウクジラは広大な海をどのように移動している?海ではどんな暮らしをしている?

今回のフォーラムは、人間の大きさをはるかに超える巨大ないきもの、ザトウクジラの生態をご参加の皆さんと学ぶ、アットホームな会を目指しているそうです。

また八丈島や小笠原、奄美大島ではホエール・ウォッチングを観光として行っており、どのような取り組みをしているかについてもお話を聞くことができるようです。

そして、午後からの第2部では、三宅島内の観察ポイント(陸地)でホエール・ウォッチング体験も予定されており、ザトウクジラの見つけ方を学び、観察もできます。

まさにザトウクジラを「知る」「観る」のどちらも体験できるプログラム。ぜひこの機会に、ザトウクジラについて学んでみませんか?

第1部と第2部のどちらも参加した方には、参加者特典として、記念マグカップのプレゼントもあるそうです!

このマグカップは、ホエールアーティストとして活躍されている、あらた ひとむさんが今回のフォーラムのために特別にデザインされたものとのことで、期待も高まります!

三宅島でザトウクジラについて学び、出会う一日。

ぜひ参加してみませんか?

【イベント情報】

「知る!観る!ザトウクジラ・フォーラム in 三宅島」

●開催日:2024年2月24日(土)

●会場:三宅村文化会館(リスタ☆ホール)

●プログラム:

第1部   9:00~12:00(開場:8:30)※途中休憩あり

・各地での活動紹介と報告

・総合討論 テーマ「鯨類資源の活用と地域振興について」

<総合コーディネーター>

加藤 秀弘氏(東京海洋大学名誉教授/日本鯨類研究所 顧問)

<パネリスト>

・「北太平洋」

松岡 耕二氏(日本鯨類研究所 理事)

・「八丈島」

村瀬 弘人氏(東京海洋大学鯨類学研究室 准教授)

・「小笠原」

辻井 浩希氏(小笠原ホエール・ウォッチング協会 主任研究員)<オンライン参加>

・「奄美大島」

與 克樹氏(奄美海洋生物研究会 会長/奄美クジラ・イルカ協会 会長)

・「三宅島」

菊地 ひとみ氏(earth wind & 代表/東京都認定自然ガイド)

勝俣 太貴氏(日本鯨類研究所 研究員)

第2部  13:00~16:30

バスで巡る陸上からのホエール・ウォッチング

●お申し込み方法

専用フォームからのお申し込み、または三宅島観光協会窓口にてお申し込み。

事前申込制、定員制。

※当日お弁当(飲み物付き)を希望する方は、500円(税込)で購入可能です。(要事前予約)

詳細は下記のチラシまたは、三宅島観光協会サイト をご覧ください。

ⓒ三宅島観光協会

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●記事監修:三宅島観光協会

●記事内容は執筆時点に基づきます。