皆さんは「オープンウォータースイミング(OWS)」という競技をご存じですか?
例年6月や7月に開催されてきましたが、今年は初めて9月に開催されることになった「三宅島OWS大会2024」。
9月7日(土)の開催に向けてエントリーがスタートしています。概要やエントリー方法について早速ご紹介しましょう。
オープンウォータースイミング(OWS)とは?
ⓒ三宅島観光協会
日本水泳連盟によると、オープンウォータースイミング(OWS)とは「海や川・湖といった⾃然の⽔の中で⾏われる⻑距離⽔泳競技。⽔質、天候、潮汐等、⾃然条件の影響を受けることから、競泳とは異なる技術や知識が必要とされる。」と定義されています。
三宅島では、2017年に初めて「三宅島OWS大会」が開催され、夏の人気イベントのひとつになっていましたが、コロナ禍や天候などにより中止が続き、ようやく昨年より本格的に復活しました。そして、今年は開催月が9月に変更となり、現在エントリーが始まっています!
「三宅島OWS大会2024」について
5回目を迎える「三宅島OWS大会2024」が、9月7日(土)に開催されることが決まりました。現在エントリー受付中とのことで、参加を希望される方は早めに申し込まれることをおすすめします!
本大会の魅力は、なんといっても「泳ぐ海の水質の良さ」。一度参加した方がリピーターになることが多いそうです。
また、三宅島在住の方々もチームで参加したり、と島内外の方々がレースに参加し、アットホームな大会でありながら盛り上がります!
本大会のキャッチコピーは「挑むは黒潮」。文字どおり、三宅島は黒潮が当たり、豊かな漁場があると言われており、美味しいお魚が味わえるほか、釣りファンの方にはよく知られた島でもあります。そんな豊かな海で、ぜひオープンウォータースイミングにチャレンジしてみませんか?
開催する海はどこ?
ⓒ三宅島観光協会 (大久保浜海水浴場)
「三宅島OWS大会2024」は、海の状況によって、伊豆地区にある「大久保浜海水浴場」もしくは阿古地区の「錆ヶ浜(さびがはま)海水浴場」にて開催される予定です。
とりわけ「大久保浜海水浴場」は、環境省が2024年6月28日に発表した「令和6年度水浴場(開設前)の水質調査結果」において、「水質が特に良好な水浴場」に選定されています。
この調査は、2024年4月上旬~6月中旬にかけて、地方公共団体が、全国の海水浴場や湖沼、河川の水浴場の水質調査を行ったもので、ふん便性大腸菌群数の有無や、油膜の有無、化学的酸素要求量(COD)や透明度といった指標から水質ランクが決定するそうです。
大久保浜の海水は「水質AA」と最上位の格付けでしたが、そのうちCOD平均値が0.5mg/L以下の水質を保つ水浴場は、この調査によると、なんと全国で9カ所のみで、大久保浜は「特に良好な水浴場」として認定されています。
実際に三宅島での大会に参加した選手からは「泳いでいて海の色がきれいで感動した」という声も聞かれるとか。美しい海が選手をお待ちしています!
エントリーのしかたは?
ⓒ三宅島観光協会
「三宅島OWS大会2024」へのエントリーは現在受付中とのことですが、主に下記の種目でレースが行われます。
種目 | スタート時間 | 参加費 |
5.0km(一般) | 11:00 | 14,000円 |
5.0km(学生) | 11:00 | 12,000円 |
2.5km(一般) | 11:00 | 11,000円 |
2.5km(学生) | 11:00 | 9,000円 |
500m x 4リレー | 13:30 | 12,000円(1チーム分) |
応募期間は、7月7日(日) ~8月8日(木)となっていますが、いずれの種目も定員が決まっており、上限に達した時点でエントリー受付が終了となるようです。
なお申し込みに際しては、オープンウォータースイミングの競技の性質や、泳力そのほか事前に確認する注意事項などもあり、承諾した上で申し込みが可能とのこと。詳細は「三宅島OWS大会」エントリーサイトをぜひご覧ください。
また、エントリーのほかに三宅島までの交通や島内での宿泊の予約を各自で行う必要があるとのことで、三宅島観光協会の宿泊案内ページや、アクセス情報もご参照ください。
「挑むは黒潮」三宅島の海を楽しもう!
今回は、エントリー受付中の「三宅島OWS大会2024」についてご紹介しました。初めて参加してみたいという方も、リピーターとしてご参加予定の方も、三宅島でのレースをぜひお楽しみください。そして何より、天候や海のコンディションがベストの大会になるようお祈りします!
●記事内容は、執筆時点に基づきます。
●記事監修、写真および動画提供:三宅島観光協会