伊豆岬灯台の灯火が白熱電球からLEDに変わる!

三宅島の観光スポットのひとつである「伊豆岬」には、東京都最古の灯台があることを皆さんご存じですか?

1909(明治42)年に初めて点灯されてから「伊豆岬灯台」の明かりは海を照らしてきましたが、2022年11月下旬より、白熱電球とレンズの組合せからLEDを光源とする灯器へ変更されるそうです!

今こそ、ぜひ「伊豆岬灯台」に出かけてみませんか?

ⓒミヤケジマズ

三宅島の北側に位置する「伊豆岬」は、人気の観光スポットのひとつであり、島の人々にとっても、どこかに行く時にひと休みで立ち寄ったり、散歩やジョギングをしたり、夕焼けを眺めたり、星空を仰いだり・・と親しみのある場所です。

そんな伊豆岬には、白い石造りの灯台が建っており、昼間は日差しを浴びてその白さが美しく、夜は5秒に一度せん光し、海の安全を守り続けています。

この「伊豆岬灯台」は、伊豆諸島最初の灯台として、1909(明治42)年6月1日に設置・点灯されました。また東京都で最古の現役灯台でもあるそうです。

ⓒミヤケジマズ
ⓒミヤケジマズ

明治時代に建設された伊豆岬灯台は、歴史的・文化的に価値が高いことから、海上保安庁が保全する明治期灯台のひとつに登録されていて、現在も建設当時のままの石造り原形がほぼ保たれているとのこと。

三宅島観光協会の公式サイトによると、伊豆岬灯台の灯火が、第三管区海上保安本部の工事によって、2022年11月下旬より、白熱電球とレンズの組みあわせからLEDを光源とする灯器へ変更されるそうです。

街灯や信号機、室内の明かりも今やLED化が標準となっていますが、灯台の灯火も、光源がLEDに変わるとは知りませんでした!

ⓒミヤケジマズ

同サイトによれば「LED化されることによって、灯火そのものが白熱電球よりもキレ良くはっきり見えるといった「視認性」の向上に加え、LEDはより長寿命で消費電力も少ないことから経済性に優れ、白熱電球では欠かせなかった定期的な交換作業が不要になるといったメリットがあるそうです。」とのこと。

いったいLEDの光源で照らされる光は、どんな感じなんだろう?とワクワクしつつも、あと少しで、レトロな味わい深い明かりとお別れすると思うと、さみしさも募ります。

工事は、2022年11月下旬から12月中旬の予定とのことで、星空が美しく見えるような秋の夜には、ぜひ伊豆岬灯台に足を運んでみてはいかがでしょうか?

また、海上保安庁の灯台ONEタップビューというサイトでは、伊豆岬灯台の360度パノラマ画像や、VR映像を見ることができます。また灯台の写真に映っているドアをタップしていくと、中の様子を覗くことができ、現在の白熱電球とレンズの組みあわせの灯器がどのようになっているか、詳しく分かります。とても面白いのでぜひご覧ください!

島の長い歴史のなかで、ずっとそこにあって、海の安全を守り続けてきた灯台の明かりが生まれ変わる瞬間を、皆さんで見守りましょう!

詳細は、三宅島観光協会の記事をご覧ください。

●記事内容は、執筆時点に基づきます。